
漫画アプリ「ピッコマ」で連載中の「悪役のエンディングは死のみ」のあらすじと感想です。
プロローグを含む3話分を無料で読むことができます。
前回のあらすじはこちら。
気を失い朦朧とした意識のままペネロペは近寄ってきた "兄" に想いをぶつけます。
「私…あんたが嫌い…
本当に大嫌い
あんたが私を嫌う気持ちの…
何百倍も…
あんたのことが嫌い」
そこに立ち尽くす兄の姿はぼやけたレナルドの姿だったのです───
『悪役のエンディングは死のみ 第17話』のあらすじ・ネタバレ
朝日の降り注ぐ中ようやく目を覚ましたペネロペ。エミリーが心配そうに声をかけてきました。
とても心配していたというエミリーはデリックがとても心配していたとも伝えます。
「小公爵様が真っ青になってお嬢様を抱き抱えていらしたんですから」
デリックの行動が信じられず思わず聞き返すペネロペ。
「公爵様は首都中の名医を呼び集めろと大騒ぎで、
レナルド様に至っては皇宮に乗り込むと仰るのを
執事長がやっとの思いで引き止めました」
ペネロペは話を盛ってるにしても意外なことだと驚き、
あの人たちがそこまでするって気を失っている間に何があったのだろうと訝しみます。
「…本当に気が気じゃなくて…」
ペネロペは心配したというエミリーにねぎらいの言葉をかけます。
するとエミリーは
「これでも何年もお嬢様におつかしましたっから…」
と少し寂しそうな表情を浮かべました。
それを見てペネロペは針で刺したこと忘れてるんじゃないの?と不審に思ってしまいます。
エミリーに頼んで盛ってきてもらったシャーベットを食べて寛いでいると執事長が部屋を訪ねてきました。
公爵が呼んでいるというのでカーディガンを着て公爵の元へと向かいます。
事情はどうあれ皇宮で騒ぎを起こしたのは事実。
何を言われるのか気が重い。
それにしても病み上がりの者を呼び出すなんてひどくない?
と、頭の中で文句たらたらなペネロペでしたが、部屋から出ると執事長がペネロペの後ろを歩くことに驚いてしまいました。
「もう前を歩かないの?」
「使用人の分際で主人の前を歩くとは滅相もない」
ペネロペは今までとは180度変わった態度に不信感を抱きます。
まるでプロの職人のように完璧な態度でペネロペに接する執事長。
他の使用人も皆ペネロペに好意的な態度です。
一体何があったの?
公爵の部屋に着くと執事長はドアを開け入室を促します。
その丁寧な態度にますます不信感が募ります。
「来たか。座れ」
公爵はペネロペをソファに座らせると、「今日呼んだのは…」と話を切り出しました。
ペネロペは慌てて言葉を遮り膝を折ります。
「お父様!申し訳ございません!」
皇宮で騒ぎを起こしたこと、エルカトの名に泥を塗ったことを謝罪するペネロペを公爵は止めますが、ペネロペは謝罪をやめません。
「どんな罰でも受けますから…」
「そこまで!」
ペネロペは強い口調で名を呼ばれ、もう土下座は使えないのかと焦って顔を上げます。
「何人たりともエルカトの人間を跪かせる何度できはしない!
たとえ皇族であってもだ!
わかったなら早く立て!」
声を荒げる公爵に驚きペネロペは慌てて立ち上がります。
何か悪いこと言ったかな?と困っていると
「お前を呼び出したのは責めるためじゃない」
意外な公爵の言葉にポカンとするペネロペなのでした───
『悪役のエンディングは死のみ 第17話』の感想
使用人の態度が一変!これはペネロペを主人として認めて態度が変わったのか、ゲームの展開が変わって設定が変わったのか?どっちなのでしょう。
これはあくまでもゲームシステム内の物語で瞬間移動とかもあるので、使用人の信頼度が上がれば態度が変わるっていうシステムなのかもしれないですね。
特にエミリーが針を刺したことをすっかり覚えていないような態度もあったし…
攻略対象・公爵・使用人とそれぞれ何かシステムがあるようなので楽しいですね。
それにしても公爵がペネロペを呼び出した理由が気になります。
いったいなんなのかな?
次のエピソードはこちら。
ここまで読んでくださってありがとうございます。次回もお楽しみに!