
漫画アプリ「ピッコマ」で連載中の「悪役のエンディングは死のみ」のあらすじと感想です。
プロローグを含む3話分を無料で読むことができます。
前回のあらすじはこちら。
エルカトを探しにきたペネロペは首に剣を押し付けられ絶体絶命。
必死にリセットボタンを探しますが現れません。
「遺言は俺が直接エルカトに伝えてやる」
『悪役のエンディングは死のみ 第15話』のあらすじ・ネタバレ
「ま、待ってください!」カリストの剣が動いた時、ペネロペは思わず声をあげていました。
「やっと話す気になったか」
「はい!全部言いますから!」
ペネロペは怯えながらも懸命に考えを巡らせます。
なんて言えばいい?
「殺されにきました」って?
リセットなしじゃ無闇に死ねないから選択肢を使うべきか悩みます。
ニヤニヤと答えを待っているカリストの頭上に表示されている好感度は0%──
「俺は邪魔されるのが大嫌いなんだ」
カリストはそう言いながら剣に力を込め、ペネロペの首からちが滴りました。
殺されてしまう!真っ青になったペネロペは
「好きです!」
「皇太子殿下を以前から慕っておりました!」
どうにでもなれ!やけくそです。
自分でも何を言っているのかわからないまま、でまかせを続けるペネロペ。
「先程のことで沈んでおられるのではないかと思い──」
暗殺者を半殺しにするような人があんなことで気落ちするわけがない。
こんなイカれ野郎に言ってどうする!?もう終わった…
ぶるぶると震えていたペネロペですが何も起きないので恐る恐る目を開けてみます。
すると
「斬新な言い訳だ」
カリストはニヤリと笑ってペネロペに触れるほど顔を近づけてきました。
真っ赤な瞳でペネロペをじっと見つめます。
「お前は俺を知らないだろう?」
「一目惚れです」
「俺のどこに惚れた?」
「それは…」
パッと思いつかずペネロペは必死に考えます。
「眉目秀麗で…」
「俺の魅力が容姿だけだとはな」
「…勇敢で剣の腕も優れ…」
「ありきたりすぎる」
「えーと…あとは…」
ぶるぶる震えるペネロペをカリストは面白そうに眺めています。
「まあいいだろう。今日はこれで見逃してやる」
カリストはそう言いながら剣を納めました。
「次に会う時は俺を好きになった理由をちゃんと聞かせてもらうからな」
帰れと言われてペネロペはその場を後にしました。
そしてカリストの頭上では好感度が2%にアップしていたのでした。
ペネロペは走って逃げながらリセットボタンについて考えていました。
死ねば元の世界に戻れると思っていたけれど、
もし死んでも戻れなかったら?
そんな考えが頭をよぎります。
死んだらそれで終わりってことは、誰かを攻略しないといけないということ?
好感度を上げてもすぐに下がるのに…
「なんで私がこんな人生を送らなきゃいけないわけ…?」
そう思うと涙が止まりません。
死にたくない!!
ドン!
泣きながら走っていたので誰かとぶつかってしまいました。
「す…すみません…」
早くしないとカリストが追ってくるかもしれない。
再び走り出そうとすると、ぶつかった人物に腕を掴まれました───。
『悪役のエンディングは死のみ 第15話』の感想
あっ、好きかもしれない。カリストが自分で言ってたんだけど、
問題児×問題児っていう組み合わせはなかなかいいと思います!
しかもあんなに尖りまくっているカリストが
「好きです!」
で好感度アップだなんて。可愛い!
きっと泣き叫ばずに言い訳した女だからという理由だと思うんですが(これは個人的な妄想です)、
そういう理由で好きになった相手なら尊重するのかな?
怖い人ほどデレた時が楽しいですもんね。
ああっ楽しみ…
しかも怖いけど時期皇帝だから玉の輿ってレベルじゃないですよ。
この漫画は「死なないこと」が目標だけど、一体誰を攻略することになるのかも楽しみです。
次のエピソードはこちら。
ここまで読んでくださってありがとうございます。次回もお楽しみに!