
漫画アプリ「ピッコマ」で連載中の「悪役のエンディングは死のみ」のあらすじと感想です。
プロローグを含む3話分を無料で読むことができます。
子供の頃に盗みの疑いをかけられたことを思い出したペネロペ。
それがきっかけで公爵のことを父と呼ばなくなったのでした。
そんなことを思い出しているうちに、空腹と疲れでうとうとしてしまいます。
前回のあらすじはこちら。
『悪役のエンディングは死のみ 第9話』のあらすじ・ネタバレ
コンコン、コンコン。すっかり眠り込んでいたペネロペはしつこいノックの音で目を覚まします。
バン、と大きな音をたててドアが開けられ、執事長が入室してきました。
急ぎの用件があるというので聞いてみると、クビになった専任メイドの代わりを決める必要があるというのです。
───それだけのために許可なく部屋に入ったわけ?
ペネロペは腹を立てます。
「執事長、名前は?」
「はい?」
急な質問に執事長は動揺しますが、有無を言わせず答えを求めるペネロペ。
「姓も持たない平民が貴族の部屋に勝手に入り込むとは一体何様なの?」
冷静に言い募るペネロペに「何をおっしゃいますか!?」と声を荒げる執事長。
けれど、
「いつまで見上げさせるつもりなの?」
ベッドに座ったまま睨みつけるペネロペに、執事長は申し訳ありませんと膝を折ります。
慌てた様子で言い訳をする執事長。ペネロペは「しばらく目の前に現れるな」と言って下がらせました。
ひとりになったペネロペはベッドに仰向けに倒れ込み考えます。
「そういえば周辺の人物との関係性で名声を築くシステムがあったわね。でも、今は好感度をあげるだけで精一杯だわ。」
バカなペネロペ…。
腹が立ったなら暴れずに、地位を利用すればよかったのに。
ペネロペは本物のペネロペに思いを馳せるのでした。
次の日、ペネロペのもとにメイド長がやってきます。
「新しいメイドでご指名をなさりたい者はおりますか?」
昨日追い出した執事長が話していた、新しいメイドを誰にするかという話のようです。
聞くとペネロペに腐った食事を提供した前任者エミリーは減給されて洗濯係をしているとのこと。
ペネロペは専任メイドは今まで通りエミリーでいいと告げます。
聞き返すメイド長に新しい人が慣れるまで時間がかかるのが嫌だから前のメイドのママの方がマシだと伝えます。
今すぐ連れてくるようにというペネロペに、メイド長はエミリーはレオナルドが直接罰を与えたのだと言いますがペネロペは譲りません。
するとメイド長は「それならば公爵様に確認をとる」と言い出します。
しつこい…。
ペネロペには誰も従ってくれません。
ノーマルモードではこんなことはなかった。
私は物でも投げつけないとダメってわけ?
「お父様には私から言うから」
「こうなったら昨日の出来事を詳しく説明してエミリーを許してもらえるように頼んでみるわ」
そう言いながらペネロペはガウンを羽織ります。
エミリーは独断でいじめていたわけではないはず。
メイド長までそれを黙認していたと知られたらタダでは済まないはず───
ペネロペの思惑は当たり、メイド長は態度を一変させます。
「お嬢様の言葉に口を挟んでしまい申し訳ございません」
頭を下げるメイド長。
「これじゃ名声はおじゃんね」
そんなことを考えながらも
「これからは同じことを何度も言わせないで」
しっかりと釘を刺すことは忘れません。
今までは誰も公女を恐れる必要はなかったんだ。
すべて公女に責任を押し付ければよかったんだから。
だけど私は大人しくやられるつもりはない。
ペネロペは改めて覚悟を決めるのでした。
『悪役のエンディングは死のみ 第9話』の感想
勝手に部屋に入ってくる失礼な執事長を叩きのめしました!スカッとしますね!執事長はきっと家令に当たると思うので、これで使用人のトップは抑えることができました。
続いてメイド長。この人はあまり無礼ではないのかな?と思ったんですが、
全然言うこと聞かない〜!
公爵を盾に使うメイド長に対して、公爵を盾にしかえして、メイド長も抑えることができました。
どちらもまだ敵のままだけど、あからさまないじめや不当な扱いがなくなるといいな。
スカッとするどんでん返しに期待が高まりますね。ペネロペがんばれ〜!
次のエピソードはこちら。
ここまで読んでくださってありがとうございます。次回もお楽しみに!